元2023 4月 インド
動作観察トレーニング(AOT:Action observation training)は脳卒中のリハビリテーションに用いられる。
AOTの中核をなすのは動画であり、介入をより確かなものとし一般化するためにはその動画パラメータに関する知識が不可欠ではあるが、
AOTに使用されるパラメータ情報はほとんどないので、あきらかにするべくレビューをこころみたそうな。
次のことがわかった。
・関係する70件の研究を対象とした。・最もおおく報告されたパラメータは、動画の長さ(85.71%)と、視点(62.85%)だった。・動画の長さは5分未満が好ましいようだった。・上肢の細かい動作には一人称視点が、歩行の全体動作の観察には三人称視点が適していると考えられた。・動作速度(7.14%)、サウンド(8.57%)については報告がもっとも少なかった。・対照刺激として、静的風景や幾何学パターンがよく用いられていた。
脳卒中患者への動作観察トレーニングでは、動画の長さと視点以外のほとんどの動画パラメータは、まだ十分に報告されていなかった、
というおはなし。
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