元2023 4月 日本
急性脳梗塞の脈圧(収縮期血圧と拡張期血圧の差)と予後についての研究は限られている。
発症初期の脈圧変化と神経学的悪化および再発との関連を日本人患者についてくわしくしらべてみたそうな。
発症から48時間以内の非心原性脳梗塞の患者について、
入院時とその24時間後の脈圧にしたがって4つのグループ(低-低、低-高、高-低、高-高)に分けた。
14日以内の神経学的悪化と3ヶ月以内の再発との関連を解析した。
次のようになった。
・ROC解析により、脈圧のしきい値69mmHgをもって高低を判別した。・神経学的悪化は10.6%に、再発は3.2%に認められた。・低-低に比べて、高-高では神経学的悪化および再発のリスクが有意に高く、・高-低は神経学的悪化のリスクが有意に高かった。