元2021 11月 韓国
脳卒中と血圧に関するガイドラインでは収縮期血圧と拡張期血圧に重きが置かれている。
「脈圧」は収縮期血圧と拡張期血圧の差で定義され、主幹動脈の硬化程度を反映すると考えられる。
脈圧は加齢とともに増加する傾向があるものの、脳卒中患者についてのデータが少ない。
そこで、脈圧と脳卒中の再発との関連をくわしくしらべてみたそうな。
PICASSO研究の登録者で、脳卒中の既往のある1454人を対象とした。
2年ほどフォローし、脈圧の四分位とのちの 脳出血や脳梗塞の再発との関連を解析した。
次のことがわかった。
・年間100人あたりの脳卒中発症率は、脈圧の増加(47未満、48-53、54-59、60以上)にしたがって上昇(3.14、2.24、5.52、6.22)した。・とくに、脈圧の最低群にくらべて最高群の脳出血リスクは6倍だった。・長期の60mmHg以上の脈圧は、脳出血リスクの上昇と独立に関連していた。
脳卒中の既往のある患者において、脈圧が長期に60mmHgを超えるばあい、再び脳出血が起きる可能性がとても高かった、
というおはなし。
感想:
脈圧気にしたことなかった。いま測ったら、42mmHgだったのであんしん。
脈圧で記事にしたのは10年まえのこの↓1件だけだったわ。