元2023 7月 アメリカ
心臓病学会のガイドラインでは、血圧が180/120を超え高血圧に関係する臓器ダメージをともなう場合を、高血圧緊急症（Hypertensive Emergency）としている。
救急外来患者のうち高血圧緊急症の臓器別の有病率についてメタアナリシスをこころみたそうな。
次のことがわかった。
・患者4370人を含む15の研究が厳選された。・救急外来の全患者における高血圧緊急症の割合は0.5％であり、・救急外来で血圧が180/120を超える患者のうちの 35.9％が高血圧緊急症だった。・高血圧による臓器障害別には、脳梗塞がもっともおおく28.1％・次いで肺水腫・急性心不全24.1％・脳出血14.6％、急性冠症候群10.8％、腎不全8.0％、くも膜下出血6.9％、脳症6.1％で、・大動脈解離1.8％がもっとも少なかった。・高血圧緊急症の院内死亡率は9.9％だった。
高血圧緊急症には脳梗塞、肺水腫・急性心不全がおおかった。救急外来を訪れた高血圧緊急症患者の約10％は院内で亡くなった、
というおはなし。
感想：
「高血圧緊急症」をはじめて知った。
脳梗塞が1ばんおおいことに もやもやする。