元2023 6月 アメリカ
アメリカにおける脳卒中死亡率のトレンドは、最近の逆転や失速が報告されている。
これらは公衆衛生保健上、極めて重要なのでくわしくしらべてみたそうな。
1999-2000年の脳卒中死亡率をCDCのデータをもちいて解析した。
次のようになった。
・脳卒中死亡率は1999-2012年は減少傾向にあったが、2012-2020年は毎年0.5%ずつ増加した。・2012-2020年に脳卒中死亡率が減少傾向の人種はなかった。・女性は2012-2020年の脳卒中死亡率に変化はなく、男性は同期間に年率0.7%で増加した。・年齢別では、高齢者は2012年以降脳卒中死亡率は安定していたが、・2018年以降は35歳未満が年率7.1%、35-64歳が年率5,2%の増加となった。・北東部では減少傾向は維持され、南部と西部では増加傾向に転じていた。
過去数十年間続いていたアメリカの脳卒中死亡率の低下は近年持続しなくなっている、
というおはなし。
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感想:
脳卒中は貧困病の側面が強いから、この傾向はアメリカだけじゃないとおもう。
医師国家試験で楽々と合格点を叩き出す人工知能AIが昨日、さらに賢くなったようなので、ためしにこの論文のアブストラクトを読ませて「グラフを作ってみて」と言った結果が上の図↑。
