元2023 7月 中国
脳卒中後認知障害(PSCI)に対する治療の有効性は、成人脳の自己修復能力によっておおいに制限されている。
日本の伝統食品である納豆から抽出される酵素であるナットウキナーゼは、血液凝固を防ぐことで心血管系の健康を維持するとされている。
成人脳における新たな神経細胞の形成と認知における血液因子(成長因子、ホルモン、栄養素、血液脳関門)の役割は確立されているが、ナットウキナーゼがこれらの因子を通じて抗PSCI剤として機能するかどうかはわかっていないので、動物実験でくわしくしらべてみたそうな。
次のことがわかった。
・ナットウキナーゼがさらなる脳梗塞を予防し、末梢血のアイリシン(irisin)を増加させることにより、ラットの神経新生を劇的に促進して認知機能の改善につながることがわかった。
ナットウキナーゼは、脳卒中後の認知障害治療の候補である。このプロセスには筋肉組織から分泌されるホルモンであるアイリシンが関与し、ナットウキナーゼがアイリシンを増加させ神経新生を促す、
というおはなし。
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