元2023 6月 アメリカ
脳内出血の発症率の季節変動は世界中で研究されているが、一貫性がなく相反する結果が得られている。
とくにアメリカ全土における脳内出血発症率の季節変動は過去10年間報告されていないので、くわしくしらべてみたそうな。
全米入院情報データベース(2004~2019年)と国勢調査局のデータを用いて,18歳以上の脳内出血の四半期別(Q1:1月~3月,Q2:4月~6月,Q3:7月~9月,Q4:10月~12月)発生率を算出した。
次のようになった。
・822143例の脳内出血および6266234例の脳梗塞入院のうち、脳内出血の四半期平均発生率は、Q2Q3と比較してQ1Q4の方が一貫して高かった。・このパターンは米国の4つの地域すべてで同様であった。・しかし、同様の変動パターンは脳梗塞発生率では観察されなかった。