元2023 6月 イタリア
脳卒中後の性的機能障害は、性欲、勃起、性的興奮、オーガズム、性行為の頻度などを含み、これらは脳卒中の影響により低下することが多い。
そこで、性的機能の評価やリハビリテーション分野での性評価の重要性について総説をこころみたそうな。
次のようになった。
・脳卒中と性的機能障害: 脳卒中は世界的に死亡率と障害率の高い疾患の一つである。過去20年間で、早期治療や慢性期の治療が進歩し、患者や介護者の生活の質が向上している。しかし、性的機能障害という未解決の問題が残っている。
・性的機能障害の原因: 性的機能障害は、脳の損傷部位、既往病、薬物などの有機的な要因や、再発の恐怖、自尊心の喪失、役割の変化、不安、うつ病などの心理社会的な要因によっても引き起こされる。
・性的機能障害の影響: 性的機能障害は患者の生活の質に大きな影響を与える。患者は自分の性的な悩みをなかなか打ち明けられないが、彼らはこの問題についての助けを求めている。
・医療従事者の対応: リハビリテーション分野で働く医療従事者は、神経学的な患者の性的な問題に対応するのに十分な準備ができていないことがある。
・新たな訓練の必要性: 医師、看護師、リハビリテーション専門家、ソーシャルワーカーなどが、性に関連する話題を扱う方法を学ぶ新たな訓練コースが必要である。
・性的カウンセラーの役割: プロの性的カウンセラーは、脳卒中リハビリテーションの一部となり、生活の質を改善する新たな効果的なツール(例えば、PLISSITモデルやTDFプログラム)を提供するべきである。
・性の健康と障害: 世界保健機関は性を「人間存在の中心的な側面」と定義しており、身体的、知的障害を持つ人々を含むすべての人々に性的な健康が保証されるべきと考えている。
・性的機能障害の影響因子: 年齢、所得、教育レベルなどの社会経済的要素も性的機能障害の発生に影響を与える。
・性的機能障害の治療: 脳卒中後の性的機能障害の治療は、運動や認知の問題だけでなく、身体的、心理的、行動的な変化も考慮に入れるべきである、
というおはなし。
感想:
担当してくれる療法士さんはセクシーな異性であるべきだとおもう。