元2023 8月 日本
急性の脳梗塞患者において、患者が居住する地域の社会経済的地位の指標であるAreal Deprivation Index(地域困窮指数:ADI)が、病院到着の遅れや転帰不良と関連するかどうかを、高知県の脳卒中データベースからくわしくしらべてみたそうな。
高知県の29の脳卒中急性期病院にて、
救急入院した脳梗塞患者9651人の記録を同定した。
彼らを県庁所在地(高知市)と非県庁所在地域に分けて分析した。
次のことがわかった。
・全体では、病院到着の4時間以上の遅れは6373例(66%)で観察された。・非県庁所在地域に居住する患者のうち、ADIが高い(より困窮している)市町村の患者は病院到着の遅延リスクが有意に高かった。・院内死亡、介護施設への退院、rt-PA静注療法および血管内再灌流療法の遅延は、ADIが高い困窮地域でおきやすかった。・県庁所在地である高知市内を細分化して郵便番号ごとに評価したADIは、病院到着遅延とは関連していなかった。
高知県の県庁所在地以外の地域である社会経済的に恵まれない市町村に居住していることは、脳梗塞時の病院到着遅延とあきらかに関連しており、転帰不良となりやすかった、
というおはなし。
感想:
地域困窮指数ADIの計算式はこれ↓。
ADI=2.99×老夫婦世帯割合+7.57×老単身世帯割合+17.4×母子世帯割合+2.22×借家割合+4.03×販売・サービス業従事者割合+6.05×農業従事者割合+5.38×ブルーカラー労働者割合+18.3×失業率
この式に含まれるひとたちは「困窮は自己責任」と叩き込まれているから、発症しても他人を頼らず、脳髄反射の119番もしなかったとおもう。
コロワクを打たなかったひとたちもこの層におおいと聞いたことがある。
だとすると困窮もわるいことではないな↓↓↓。
読売新聞から