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2023 12月 シンガポール
認知障害、長期的にはアルツハイマー病、血管性認知症、混合型認知症はもやもや病(MMD)の潜在的合併症であるが、その有病率や関連性は十分に確立されていないのでメタアナリシスをこころみたそうな。
PubMed(MEDLINE)、EMBASE、Scopus、Cochrane Libraryの4つの電子データベースを系統的に検索し、2023年5月7日までの関係する研究を抽出した。
次のことがわかった。
・17の研究がメタ解析に組み入れられ、総患者数は1190人であった。・すべての研究で認知機能が評価され、MMD患者における認知障害の全有病率は54.59%であった。・とくに、実行機能障害の有病率は31.55%であった。・認知障害は年齢、教育レベル、脳梗塞や脳出血の既往とは関連していなかった。