元2023 12月 中国
1日の座位時間と脳卒中に関する研究はいくつかあり、両者の密接な関連が示されている。
しかし、テレビやコンピュータ、ゲーム画面に向き合う時間(スクリーンタイム)と脳卒中との関連についての研究は限られているのでくわしくしらべてみたそうな。
中国健康栄養調査(China Health and Nutrition Survey:CHNS)に基づき、2004~2009年の40歳以上の中国人成人データを解析対象とした。
次のことがわかった。
・合計4587人が対象となった。・3004人(65.49%)が1日2時間以上のスクリーンタイムだった。・1日のスクリーンタイムが2時間未満の男性を基準とすると、脳卒中のオッズ比(OR)は、スクリーンタイムが1日2~3時間の男性で1.53、スクリーンタイムが1日3時間以上の男性で2.37であった。・この差は交絡因子を調整しても有意であった。・女性では関連は認められなかった。
テレビやコンピュータスクリーンに向き合う時間の多さは脳卒中リスクの上昇と関連しており、それは男性において顕著であった、
というおはなし。
感想:
ネットの陰謀論系ニュースがおもしろすぎて、パソコン画面を見ていない時間のほうが短い。