元2024 2月 中国
緑茶は脳卒中をふくむ心血管疾患(CVD)の予防効果が報告されている。
そこで、過体重/肥満の2型糖尿病(T2D)患者における緑茶摂取とCVD発症との関連をくわしくしらべてみたそうな。
4756人の過体重/肥満かつT2Dの患者をリクルートし、6.27年間追跡調査を行った。
緑茶摂取に関する情報は、ベースライン時に面接で収集した。
次のことがわかった。
・習慣的に緑茶を摂らない者と比較して、5g/日以上の緑茶摂取はCVDリスクを29%、脳卒中リスクを30%、冠動脈性心疾患(CHD)リスクを40%減少させた。・同様に、40年以上の緑茶摂取は、CVDリスクを31%、脳卒中リスクを33%、CHDリスクを39%(95%CI:0.42-0.88)減少させた。・T2Dの既往歴が5年未満の参加者では、5g/日以上の茶葉と40年以上の茶の摂取が、それぞれ脳卒中のリスクを59%および57%減少させた。