元2024 2月 フランス
頭痛は脳卒中後によくみられ、生存者のQOLに影響を及ぼす可能性があるが、脳内出血(ICH)後の頭痛についてはほとんど研究されていない。
ICH生存者の集団において,頭痛の長期有病率とその決定因子をくわしくしらべてみたそうな。
単施設の前向き脳内出血予後研究に登録されたすべての脳内出血生存者を対象に、国際頭痛学会の基準に従って、脳内出血後1、3、6年目の頭痛についてスクリーニングを行った。
抑うつ症状と不安症状の重症度は1年後の追跡調査時に測定された。
ICH後1年の頭痛の有無に関連する変数を解析した。
次のことがわかった。
・研究に組み入れられた146例の患者のうち、1年後、3年後、6年後に頭痛を報告した患者はそれぞれ31例(21%)、25例(19%)、14例(20%)であった。・ICH発症時に頭痛があった患者および頭痛の既往があった患者は、1年追跡時の頭痛と関連していた。・頭痛を有する患者は、1年後の追跡調査時に抑うつ症状および不安症状を訴える傾向が強かった。
脳内出血生存者の5人に1人が頭痛に苦しんでおり、脳卒中発症時に頭痛を訴えた患者は特にリスクが高かった、
というおはなし。
感想:
右脳に血を吹いた直後のじぶんの頭の中↓。
まったく頭痛はなかったし、いまもない。