元2024 2月 中国
近年、頭蓋内動脈瘤(IA)のリスクはうつ病や不安神経症の患者において高いことが報告されている。
これらの因果関係をしらべるべく、うつや不安に関連する遺伝子変異とIAリスクとの関連についてメンデルランダム化解析をこころみたそうな。
ヨーロッパの80万人を含む3つのゲノムワイド関連研究(GWAS)から、うつと不安に関連の深い一塩基多型をそれぞれ56個、43個抽出して操作変数とし、23の研究からなるIAデータとの関連を解析した。
次のことがわかった。
・うつとIAおよび未破裂IA(UIA)との因果関係が示された。・しかし、うつとくも膜下出血(SAH)との因果関係は認められなかった。・また、不安とIA、UIA、SAHとの間に因果関係は認められなかった。・採用した遺伝子変異の多面性、操作変数の関連の弱さ、および低い統計的検出力により、今回の知見は制限された。
遺伝的に予測されるうつがくも膜下出血ではない未破裂動脈瘤の原因である可能性が示された。不安は動脈瘤の原因ではなかった。うつ治療への合理的な介入が頭蓋内動脈瘤の社会的負担の軽減に役立つかも、
というおはなし。
感想:
未破裂動脈瘤がみつかると、医師が「破裂するかもしれませんよ、手術しましょうか?」とあおる。
それが原因でさらにうつになる。そして別の動脈瘤が形成される、、、