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2024年3月16日

驚愕の研究結果公開!植物性タンパク質が脳卒中リスクを劇的に下げるかも?最新研究が明らかにする食生活の真実

2024  3月  中国


疫学的証拠から、食事からのタンパク質摂取と脳卒中をふくむ心血管疾患(CVD)との関連は、タンパク源(植物由来か動物由来か)によって異なる可能性が示されているが、過去の研究は限られており、結論は出ていない。

そこで、植物性または動物性タンパク質の摂取とCVDリスクとの関連をくわしくしらべてみたそうな。




欧州7カ国が参加するEuropean Prospective Investigation into Cancer and Nutrition(EPIC)研究から、16244例のCVD症例(10784例の冠動脈疾患症例および6423例の脳卒中症例)とランダムに選ばれた15141例のサブメンバーを対象とした。

推定食事性タンパク質摂取量とCVD、CHD、脳卒中(致死的、非致死的)との関連を検討した。

食品固有の動物性タンパク質を植物性タンパク質に置き換える等カロリー置換の影響を推定した。



次のようになった。

・全体として、植物由来、動物由来のいずれのタンパク質摂取もCVD、CHD、脳卒中の発症とは関連しなかった。

・しかし植物由来のタンパク質摂取量が多いほど、非喫煙者では脳卒中発症率が22%低かったが現在喫煙者ではそうならなかった。

・さらに、赤肉タンパク質、加工肉タンパク質、乳製品タンパク質の総エネルギーの3%ぶんを植物由来のタンパク質に置き換えた場合、致死的脳卒中発症率は有意に低くなった。


全体的には植物由来または動物由来のタンパク質摂取は脳卒中など心血管疾患と関連しなかった。しかし、非喫煙者に限定すると植物由来タンパク質の摂取は脳卒中発症率の低下とあきらかに関連していた、


というおはなし。
食事タンパク質の植物性と動物性と脳卒中



感想:

植物性だろうが動物性だろうが、結局は20種類のアミノ酸に分解されて吸収されるのだから、その出どころが問題になることはないだろう、と思ってはいたけど、

どうやら動物肉に含まれるアミノ酸組成にヤバいもの(バリン)が多い、ってとこが問題みたいだ。↓





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