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2024年6月9日

新抗凝固薬の真実:低用量が出血リスクを増大させる驚愕の結果!

2024  6月  イタリア


心房細動(AF)患者に対する直接経口抗凝固薬(DOAC)による治療は有効かつ安全である。しかし、出血性の合併症は依然として問題である。

DOAC濃度を測定することで、治療効果と安全性がさらに改善されるかどうかは、まだ明らかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。



「Measure and See」 (MAS) 試験では、DOAC投与開始後15~30日目に静脈血を採取し、その後1年間追跡して、重篤な出血および臨床的に関連のある非重篤な出血の発生を記録した。

DOACの血漿中濃度は1つの研究所で測定され、その結果は患者と治療医には知らされなかった。



次のようになった。

・1657人の患者(957人(57.7%)は標準用量、700人は低用量で治療)で、DOACのトラフレベル(最も低いときの濃度)を評価した。

・1606人年間ぶんの全追跡期間中に50件の出血事象が記録された(年間3.11%)。

・最高活動度クラス(> 0.50)の標準化されたCトラフ値を持つ患者では15件の出血事象(年間4.97%)が発生したが、2つの下位クラス(≤ 0.50)の患者では35件の事象(年間2.69%)が発生した。

・DOACレベルの上昇と低用量DOACの使用は、治療開始後3か月間の出血リスクの増加と関連していた。

・低用量投与を受けた患者の19%は、標準化活動値が最高クラスであった。

・DOACの低用量投与を受けた患者では、標準用量投与を受けた患者よりも有意に出血が多く発生した(4.3% vs  2.2% )。


心房細動患者へのDOACは、低用量であるほうが出血リスクはあきらかに高かった。血中濃度をモニターし、出血リスクの高い患者を特定しなければ危なくて使用を勧められない、


というおはなし。

新抗凝固薬の出血リスク


感想:

少しのDOACにおおきく反応するひとがハンパない割合でいるので、個別の血液管理が必要ってこと。


DOACはワルファリンよりも出血しにくく、血液モニターも必要のないあんぜんな薬です、が謳い文句だったのに、

じっさいは脳内出血率がワルファリンの5倍↓。






さもありなん

超過死亡


「日本の99.9%以上の医師は、新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも黙認した。これは後世に語り継がれるべき事実である。
当時の医師は、地域の人々から厚い信頼を寄せられ、また彼らの中には家庭で立派な親である者もいた。」edited by GPT-4



予想外の人口減少が拡大中。2019年までの自然減傾向から予測される外挿値とくらべて、現在すでに100万人以上が余計に亡くなっている。

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