元2024 6月 中国
高血圧は脳卒中を引き起こす大きな要因である。
これまでの研究では、昼寝と脳卒中との関連性が指摘されている。
しかし、高血圧患者における昼寝時間と脳卒中発症との関連性についての研究は不足しているのでくわしくしらべてみたそうな。
2013年8月24日から2022年12月31日に、中国の脳卒中一次予防試験から、高血圧で脳卒中歴のない11,252人を対象とした。
次のようになった。
・昼寝の持続時間(75分未満)は脳卒中リスクと正の相関があり、75分を超えるとリスクはそれ以上上昇しなかった。・1~30分昼寝をした高血圧患者と比較すると、昼寝が31~60分では脳卒中リスクは1.27倍、および60分以上では1.37倍だった。・この関連は脳出血では見られず、脳梗塞についてのみ認められた。・カプラン・マイヤー生存曲線によると、昼寝の時間が長い高血圧患者は、脳卒中を発症する割合が高いことが示された。
高血圧患者が昼寝を長時間(30分以上)する場合、他の要因に関係なく、特に脳梗塞を発症するリスクが高まる、
というおはなし。
感想:
因果関係はどうなの?とおもったら、すでにあった。↓
昼寝と高血圧、心血管疾患のメンデルランダム化解析。
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