元2024 7月 日本
中間カテーテル(IMC)は、ガイディングカテーテルとマイクロカテーテルの間に挿入されるデバイスであり、動脈瘤のコイル塞栓術における操作性と安定性を向上させる目的で使用される。
しかし、IMCの使用が術中破裂(IPR)のリスクを増加させる可能性があるとの指摘がある。
そこで、IMCの使用がIPRの発生率にどのように影響するかをくわしくしらべてみたそうな。
2007年から2023年にかけて、破裂した頭蓋内動脈瘤(RIA)に対するコイル塞栓術を受けた192名の患者(195例の動脈瘤)を対象に、IMC使用群と非使用群に分けてレトロスペクティブに分析した。
プロペンシティスコアマッチングを使用して、年齢、性別、動脈瘤の最大サイズ、ネックサイズ、ブレブ形成、動脈瘤の位置、近位血管の屈曲度、バルーン支援コイリングの使用、マイクロカテーテルの種類、およびコイルの種類を調整した。
次のことがわかった。
・全体の22%にあたる43例でIMCが使用された。・IMC使用群のIPR発生率は非使用群と比較して有意に高かった(14.0%対3.3%、p=0.016)。・プロペンシティスコアマッチング後も、IMC使用群のIPR発生率は23.1%であり、非使用群の3.8%と比較して有意に高かった(p=0.015)。・一方で、虚血性合併症やIMC関連の親動脈解離の発生率に有意差は見られなかった。
中間カテーテルの使用は、コイル塞栓術中の術中破裂の発生率を著しく増加させることがわかった。特に脆弱な壁を持つ破裂した動脈瘤(RIA)の治療においては、術者はカテーテル操作に慎重を期し、コイルの挿入時には細心の注意を払う必要がある、
というおはなし。
感想:
中間カテーテルなるものを初めて知った。
グニャグニャした管を操って、1メートル以上先にある数ミリメートルの窪みにコイルを詰める。
コイルを詰めたほうが、詰めないよりも再出血率や死亡率が低いという証拠(RCT)が世に存在しないのになんとしてでも詰める。
出血を防ぐための処置なのに、カテーテルで高頻度に動脈をつき破る。
「脳外科医は竹田くん」だとおもう。
