元2024 10月 日本
近年、大豆製品の摂取によって体内で生成される成分「エクオール」が脳卒中や心血管疾患に予防効果を持つ可能性が注目されている。
しかし、エクオールは誰もが生成できるわけではなく、生成できるかどうかがリスク軽減のカギを握るとされる。
そこで、エクオールを生成できない人と脳卒中の種類別および機能回復と関連をくわしくしらべてみたそうな。
対象者は脳卒中を経験した人と健康な人に分け、それぞれのエクオール生成有無と脳卒中リスク、機能回復の関係を調査した。
エクオールは、大豆製品に含まれるイソフラボン(ダイゼイン)が腸内の特定の細菌によって変換されることで生成される。
次のことがわかった。
・エクオール非生成者では、心原性脳塞栓症の発生率が有意に高く、心房細動の発症も多かった。・また、エクオール生成者は脳卒中後の回復が良好で、非生成者に比べて回復率が約2倍に達していた。・さらに、エクオール非生成者は脳の小血管に損傷が見られるケースが多く、脳血管障害のリスクが高まっていることが明らかになった。
エクオールの生成は脳卒中予防や回復において重要であり、単に大豆製品を摂るだけではなく、エクオールを生成できる腸内環境を整えることが大切である。具体的には、発酵食品や食物繊維の摂取により腸内フローラの多様性を高めることが推奨される。エクオール生成を意識した生活習慣を取り入れることで、脳卒中の再発予防や心血管疾患のリスク低減につながる可能性がある、
というおはなし。
うごくよ
感想:
日本人は50-70%がエクオール作れる可能性があるという。
味噌や納豆を摂るとエクオール産生菌が定着しやすくなるかもだって。
