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2024年12月5日

豆腐が脳内出血の原因!?遺伝研究が示す新たな警告

2024  10月  中国


脳卒中は世界中で主要な死因および障害原因であり、その予防と管理が非常に重要である。豆腐は健康食品として広く認識されており、大豆に含まれるイソフラボンや抗酸化物質が心血管疾患に有益である可能性が示されている。

しかし、脳卒中のサブタイプ(脳内出血、脳梗塞、くも膜下出血)に対する食事因子の因果関係は十分に解明されておらず、豆腐摂取がこれらのリスクにどう影響するかについても議論が続いている。

そこで、豆腐摂取と脳卒中リスクの因果関係を解明するため、遺伝的データを用いたメンデルランダム化解析をこころみたそうな。



豆腐摂取に関連する遺伝的変異(SNP)データを64,945人から収集し、脳卒中およびそのサブタイプのデータ(406,111人のコントロールと40,585人の患者を含む)と組み合わせた。

二標本メンデルランダム化解析を用い、豆腐摂取と脳卒中リスクの因果関係を評価した。主な解析手法として、逆分散加重法(IVW)、MR-Egger法、加重中央値法を採用し、異質性や横断多因性の影響を統計的に検証した。



次のようになった。

・豆腐摂取は脳卒中全体や脳梗塞、くも膜下出血(SAH)のリスクには有意な因果関係を持たなかった。

・一方、脳内出血(ICH)に関しては、有意な因果関連が示された。

・具体的には、オッズ比 OR = 1.24 × 10^-5、信頼区間 CI = [1.54 × 10^-8, 9.95 × 10^-3]、p = 9.3 × 10^-4 であった。この結果は、豆腐摂取が脳内出血リスクを高める可能性を示唆しているが、その影響の大きさは極めて小さいと考えられた。


豆腐摂取は脳卒中全体や主要なサブタイプ(脳梗塞、くも膜下出血)には因果関係を持たないが、脳内出血(ICH)のリスクにわずかな関連が認められた。しかし、そのリスク増加は臨床的に意味があるかどうかは不明であり、他の食事要因や生活習慣などの交絡因子が影響している可能性がある、


というおはなし。

豆腐だいすき



感想:

医師国家試験正答率98%のAIの限界をみた。ChatGPTの最高の推論バージョン(o1-preview)をつかっても、この論文でのオッズ比 (OR = 1.24 × 10^-5)の異常な小ささを説明することができずに「著者に連絡をとって確認しろ」と言ってきた。


豆腐は好物なのでこれ以上は深追いせず、この研究者がちょっとアレなのかもということで納得した。


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