元2025 1月 アメリカ
脳卒中のリスク因子として、高血圧や糖尿病、喫煙が知られている。しかし、嗅覚の低下が脳卒中と関係している可能性があることは、あまり注目されていない。
そこで、アメリカの「Atherosclerosis Risk in Communities (ARIC) Study」に基づく最新研究をもとに、嗅覚の変化と脳卒中との関連をくわしくしらべてみたそうな。
この研究では、2011年から2013年にかけて、75.5歳 ± 5.1歳の高齢者5,799人(脳卒中歴なし)を対象に調査を実施した。参加者は「12-item Sniffin’ Sticks」という嗅覚テストを受け、その結果に応じて以下の3グループに分類された。
良好な嗅覚(Good):11〜12問正解
中程度の嗅覚(Moderate):9〜10問正解
低下した嗅覚(Poor):8問以下
その後、研究者は参加者を最大9.6年間追跡し、脳卒中の発症率を記録した。また、年齢や性別、既存の健康状態(高血圧・糖尿病・喫煙歴など)を考慮した統計解析を行い、嗅覚の低下と脳卒中リスクの関連を検証した。
次のようになった。
・追跡期間中に332件の脳卒中が発生した。そのリスクは、嗅覚が低下している人ほど高くなる傾向を示した。・9.6年後の累積脳卒中発症率は以下の通りである。良好な嗅覚(Good):5.3%中程度の嗅覚(Moderate):5.9%低下した嗅覚(Poor):7.7%・また、良好な嗅覚を基準(リスク比1.0)とした場合の、低下した嗅覚の人の脳卒中発症リスクの増加率は以下の通りである。期間 中程度の嗅覚(Moderate) 低下した嗅覚(Poor)2年 1.2倍(0.6-2.3) 2.1倍(1.2-3.9)4年 1.1倍(0.7-1.8) 2.0倍(1.4-3.0)6年 1.3倍(0.9-1.9) 1.9倍(1.4-2.8)8年 1.1倍(0.8-1.5) 1.5倍(1.2-2.0)9.6年 1.1倍(0.9-1.5) 1.5倍(1.2-1.9)・この結果から、特に最初の6年間は、嗅覚が低下した人の脳卒中リスクが2倍近くに上昇していたことがわかる。
嗅覚の低下が脳卒中のリスクを高める可能性があることがわかった。特に、嗅覚が著しく低下している高齢者では、脳卒中のリスクが1.5〜2倍に上昇していた。この関連性は長期間にわたり持続する、
というおはなし。
感想:
嗅覚を司る嗅球の萎縮はアルツハイマー病やパーキンソン病の初期にも見られるんだって。
共通するメカニズムがあるのかもしれない。
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