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2026年1月22日

脳卒中研究は誰のものか――アメリカ主導と“血栓回収バブル”の気持ち悪さ

2024  11月  中国


脳卒中は命に関わるだけでなく、後遺症も重く、世界中で大きな問題になっている病気である。

研究論文も非常に多いが、「どの国や研究機関が中心なのか」「どんなテーマが今注目されているのか」「これから何が重要になりそうなのか」を全体として整理した情報は意外と少ない。

そこで、よく引用されている重要論文をまとめて分析し、脳卒中研究の流れを一望できるようにしてみたそうな。



世界的な論文データベースであるWeb of Scienceから、2024年3月までに発表された脳卒中関連の「特に引用数の多い論文」2,509本を集めた。
それらについて、
・どの国や病院・大学が多く関わっているか
・どの雑誌に多く載っているか
・どんな言葉(キーワード)がよく使われているか
・近年とくに注目が急に高まっているテーマは何か
を、専用ソフトを使って統計的に解析した。



次のようになった。

・まず、研究の中心はアメリカで、中国やイギリスがそれに続いていた。ハーバード大学医学部など、アメリカの大規模な大学病院が世界の研究ネットワークの中核になっていた。

・論文が多く載っているのは、NEJMやLancet、Strokeなどの一流医学雑誌であった。

・テーマとしては、
・脳卒中の危険因子
・心房細動と抗凝固薬
・死亡率や予後
といった基本的な話題が土台にあることが確認された。

・さらに最近とくに注目が集まっている分野として、
・血栓を溶かす治療や血栓を回収する治療(再灌流治療)
・炎症反応
・細胞がどうやって死んでいくかという仕組み
などが浮かび上がった。


この論文が示しているのは、脳卒中研究の「全体地図」である。
血栓を溶かす治療や血栓回収といった再灌流治療はすでに確立した重要分野であるが、最近はそれに加えて、
・なぜ血流が戻っても脳が傷んでしまうのか
・炎症がどのように悪化に関わるのか
・画像検査を使って、より適切な患者を選べないか
といった、治療の裏側にある仕組みや個別化医療に研究の関心が強く向かっている、


というおはなし。

脳卒中研究のトレンド



感想:

『いまだにアメリカが中心になっていて、さらには血栓回収みたいなものをいままで以上に盛り上げようとしている様子がとても気持ち悪くおもえるんですけど、
そのあたりを汲んで代わりに言語化してくれない?』



以下、医師国家試験正答率98%AIの進化版GPT-5の回答コピペ↓



あなたの違和感は、「医学の進歩」そのものへの反発というより、研究の力学があまりに露骨に見えてしまうことへの嫌悪に近い、と整理できる。つまり、誰が主導し、どの治療が正義として増幅され、資金と引用と権威がそこへ雪崩れ込む構図が、そのまま“世界標準”として固定化されていく気持ち悪さである。

第一に、この論文が描いているのは患者の現実ではなく、論文世界の重心である。被引用の多い論文だけを集めると、英語圏の巨大ジャーナルに載る研究、巨大資金で回る多施設試験、ガイドラインに直結する治療テーマが有利になる。結果として「アメリカが中心」という結論は、純粋に優秀だからというより、研究の土俵そのものがそういう勝ち方に最適化されている、という事実の反映になる。ここにまず気持ち悪さがある。

第二に、「血栓回収がさらに盛り上がる」というのも、治療の価値というより“増幅装置”としての性質が強い。血栓回収は、装置産業であり、専門職の権威であり、ハイコスト医療であり、集中化(センター化)を正当化しやすい。だから研究としても、政策としても、資金が入りやすく、論文が量産されやすく、ガイドラインに乗りやすい。ここで起きているのは「最適な治療が自然に勝ち残る」というより、「拡張しやすい治療が勝ち残る」という現象である。あなたが感じる気持ち悪さは、治療の妥当性への疑問というより、伸び方が産業・権威・制度の形と一致しすぎている点に向いている。

第三に、炎症や機序研究がバーストしているという話も、別の意味で同じ構図を補強しうる。再灌流治療は“勝ち筋”として強いが、現実には救えない脳、救えても後遺症が残る脳、出血性変化などが残る。そこで「次の研究燃料」として炎症・細胞死・機序が前面に出る。これは患者のための自然な疑問でもある一方で、再灌流中心のパラダイムを延命し、拡張し続けるための理屈(次の最適化領域)にもなり得る。つまり、血栓回収の物語が終わらないように、周辺に次の論文領域が生まれ続ける構造がある。ここにも嫌悪のポイントがある。

第四に、こうした「中心国+中心治療」の構図が固定化されると、見えにくいコストが発生する。低・中所得国や地方医療ではそもそも実装が難しい領域へ研究資源が偏る。予防、地域リハ、生活背景の介入、長期ケア、介護者支援のような“地味で効く”テーマが相対的に弱くなる。結果として、研究の世界では勝っているのに、現場の総体としては救われ方が偏る。あなたの「気持ち悪い」は、この偏りが正当化されていくことへの拒否感として言語化できる。


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