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More attentional focusing through binaural beats- evidence from the global–local task
2015 11月 オランダ
最近の研究では、バイノウラルビートが注意を集中させる時間効率に影響することが示されている。
そこで、この影響が注意の集中力に影響を与えるのか、あるいは無関係な情報のトップダウン制御に影響を与えるのか調べることにした。
健康な成人を対象に、注意集中力を高めるとされるガンマ周波数(40Hz)のバイノウラルビート、または340Hzの単調音(コントロール)を、global–local 課題の前と課題中に3分間聴かせた。
congruency 効果（タスクに無関係な情報を抑制できない）の大きさはバイノウラルビートの影響を受けなかったが、precedence効果（注意集中を反映）は、ガンマ周波数のバイノウラルビートの後ではコントロールに比べてかなりレスポンスが速くなっていた。
これらの結果は、高周波数のバイノウラルビートが個人の注意処理スタイルを、注意の範囲を拡げる方向にシフトさせることを示唆している。
