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2011年2月24日

最新 運転適性判定検査、その3つの課題とは


Screening for fitness to drive after stroke: A systematic review and meta-analysis.
2011 2月 ベルギー



脳卒中後の自動車運転適性検査に最適な方法を、
世界中の論文データベースを検索して再調査したそうな。


30件ほどの優良な研究について解析した。



1700人あまりの被験者を評価し、
54%が運転適性ありと認められた。

その評価方法は3つあって、

1.道路標識認識検査(Road Sign Recognition)
roadsign.png


2.車の進行方法を認識する検査(Compass)
compas.png


3.視野探索課題(Trail Making Test B)
tmtb.png

いずれも机とペンがあればできる検査であり、
これらの課題ですべて普通人並のスコアを出すことができれば
運転適性あり、と判断して良い

というはなし。




手足の動き、麻痺の程度などが評価方法に
入っていない点がおもしろい。


本人が自覚しにくい認知機能上の問題点を
あぶりだすことに重点を置いている、と理解した。



ちなみに 3.の視野探索課題のリンクページを試した。

すべての円を 1-A-2-B-3-C-4-D-....
と数字とアルファベットを順に交互に線で結んで行く作業を行い
要した時間を計測する。


(入院中にやらされて、ひどく疲れて熱がでた思い出あり。)



90秒以内が適性範囲なのだそうだが、



今日は93秒かかった。

orz

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