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2011年6月12日

脳卒中患者がみる幻肢の特徴とは


Atypical supernumerary phantom limb and phantom limb pain in two patients with pontine hemorrhage.
2011  6月 韓国




幻肢は通常、切断された手や足の跡に現れる。


稀に 脳卒中患者の場合、麻痺した手や足に重なって幻肢をみることがある

これを余剰幻肢という。



脳卒中によって余剰幻肢を経験した事例の報告。



患者自らが描いた余剰幻肢の絵。
写真:余剰幻肢の絵
絵の左側上方の腕が幻肢に相当する。
実際の腕(下方)よりもはっきりと描かれている。
ちなみに膝から もう1本の足が生えている。

見えるわけではなく、その存在を強く感じるのだという。


この状態が1ヶ月くらい続いた。


余剰幻肢は案外とありふれたことなのかも知れない、

というおはなし。





感想:

似たような経験の思い出。

発症1週間くらいの頃、

見舞い客を見送る際に

何の違和感もなく左手を振っている自分に気がついて、

フッと横をみると左腕がデレンと垂れ下がっているだけだった。


身体感覚的には明らかに左腕を振っていて、

その腕の慣性までも はっきりと感じていた。


しかしその腕が見えるわけではなく

目で確認することで状況をすぐに理解することができた。



このほかにもイメージのなかだけで異様にリアルに

手のひらをグーパーさせたり指を動かしたりができたものだった。

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