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2012年1月6日

ブレインニューロ・ボツリヌスリハビリテーションとは


Cortical Activation Changes in Patients Suffering from Post-Stroke Arm Spasticity and Treated with Botulinum Toxin A.
2011  12月  チェコ




ボツリヌス毒素療法は脳卒中後の

上肢の痙縮を緩和する効果がある。



ひょっとしたら脳の運動神経系への影響も

あるかもしれないので確認してみたそうな。



慢性期脳梗塞で上肢痙縮中の5人の患者について、


・ボツリヌス毒素療法前、

・4週間後、

・11週間後


での脳機能MRIを撮影し、

大脳皮質の活動領域の変化を観察した。





その結果、

治療前と治療直後の脳の活動領域には

大きな違いが見られた。

また、薬の効果が切れかけている11週間後の

状態は、治療前のそれとよく似ていた。




ボツリヌス毒素による痙縮治療は、

単に筋肉に働きかけるだけでなく、

大脳皮質を含む感覚運動神経系

のどこかのレベルにも作用している

かもしれない、


というおはなし。







感想:

こういう研究があると、

ボツリヌス療法が一時的な対症療法ではなく、

どこか 奥の深い治療法に見えてくる。



そのうち

あたまに "ニューロ" や "ブレイン" が

付くようになるかもしれない。

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