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2012年3月15日

グイグイ歩いているからと言って自信があるわけではない


Longitudinal Analysis of Balance Confidence in Individuals With Stroke Using a Multilevel Model for Change.
2012  3月  イスラエル




脳卒中患者の歩行バランスへの自信が

どのように変化しうるかを調べたそうな。



少なくとも10m程度自立歩行できる98人の

片麻痺患者および同性同年令の別の患者について、

その歩行機能、バランス能力、うつ、不安の程度を

退院後1年間追跡調査し、

これらの要素とバランス自信スコアとの関連を調べた。




その結果、

・歩行バランスへの自信は退院後1年の間に急速に向上した。


・歩行能力の低下にともなう不安、抑うつ感がバランス自信の低さに関連していた。


・転倒の多い患者は自信回復が遅かった。






歩行バランスへの自信は退院直後の1年間は低い。

PTなどのなんらかのサポートが必要かも知れない、


というおはなし。






感想:

なんとなく共感したので取り上げた。


杖をついて歩行訓練をしていた頃、

しばしば、自分の身体をコントロールできない気持ちになった。


きっとこのまま倒れて顔面強打に違いない

って思い がドドッと襲ってきて、


((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

こんな感じが続いたことがあった。




わずかな筋力コントロールのミスが重大な結果をもたらす状況で、

気持ちを落ち着かせていることは健康なときでも難しい。




そして自分の経験から、


歩行に慣れたあと、

次の脳内パニックの試練は 


自動車運転中に訪れる。

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