~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2012年5月9日

脳卒中リハビリはとりあえず鏡に映せば状況改善することが判明


Facilitation of corticospinal excitability according to motor imagery and mirror therapy in healthy subjects and stroke patients.
2011  12月  韓国




イメージトレーニング、ミラーセラピーなどの際の

脳の命令の伝わりやすさについて比べてみたそうな。



脳卒中患者と健常人それぞれ30人ずつについて

つぎの各状況(A-G)で、

健常手の動きを観察し、麻痺手の動きをイメージして

病側脳から麻痺手へ脊髄路を伝わる

運動誘発電位の大きさ、遅延時間を

磁気刺激装置(TMS)を用いて測定した。



写真:ミラーとMEP

A)リラックス状態

B)運動イメージのみ

C)他人の手の動きを直接見て麻痺手の運動をイメージする

D)自分の手の動きを直接見て麻痺手の運動をイメージをする

E)他人の手の動きを鏡に映して同じ動きをイメージする

F)自分の手の動きを鏡に映して同じ対称な動きをイメージする

G)自分の手の動きを鏡に映して同じ非対称な動きをイメージする





結果は、

他人の手または自分の手の動きを鏡に映してみたとき

鏡に映さない場合に比べ、運動誘発電位が強くなり、遅延時間も少なくなった。




麻痺手側に置いた鏡に映った像を見て、

映った健常手と同じ動きをイメージすると

ダメージを負った側の脳からの信号が伝わりやすくなる
ことがわかった、



というおはなし。





感想:

これ、

ミラーニューロン、ミラーセラピー、イメージトレーニング

のちゃんぽんになってて、

いまいち  わけがわからない。


とにかく "ミラー" をつけりゃイイ って風潮を感じる。



こんな記事を思い出した。
 ↓
ミラーセラピーが脳に働きかける説は 文字通り "幻" かも

ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *