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2013年9月25日

脳梗塞になったら首の後ろを揉むと脳が復活するかも知れないという根拠について


Effect of nape cluster-acupuncture treatment on brain microcirculation in ischemic stroke rats
2013  6月  中国

首の後ろに並んだツボへの鍼刺激が脳虚血に及ぼす影響を実験してみたそうな。


80匹のオスのネズミを、脳虚血グループと偽手術グループとに分けて、
さらに各々 鍼刺激グループと投薬グループとに分けた。

鍼刺激グループは首の後ろのツボ4箇所に鍼を打ち、16分間刺しっぱなしにした。これを1日1回×14日間続けた。

投薬グループには脳の血流を改善する薬を1日1回胃内投与×14日間続けた。


次のようになった。

・虚血手術グループでは、明らかに脳血流量が減少し、血液粘度が上昇した。

・鍼刺激および投薬グループで明らかに脳血流量が増加し、血液粘度は下がった。

・これらの効果は鍼刺激のほうが投薬よりも顕著にあらわれた。



ネズミを使った実験では、首の後ろのツボ群を鍼刺激することで脳の微小循環動態がかなり改善することがわかった、


というおはなし。

写真:首の後ろのツボ


感想:

入院中、首の後ろをやたらキツく揉むOTさんがいて、揉み方がキツすぎて失神者がでるほどだった。

そういう行動に駆り立てた背景にはこんな理由があったのかも知れない。


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