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2016年1月22日

脳卒中発症時の患者の行動を調べた結果、、、


Patient behaviour at the time of stroke onset: a cross-sectional survey of patient response to stroke symptoms.
2016  1月  アイルランド

脳梗塞の血栓溶解治療は有効な時間が限られている。その治療が行われない主な理由は患者の病院到着が遅れることである。

そこで、発症時の援助要請行動を分析して 到着が遅れる理由を調べてみたそうな。


脳梗塞患者149人について入院3日後に面談調査した結果、


次のことがわかった。

・60%の患者が発症後3.5時間以内に病院に到着していた。

・彼らは脳卒中の症状やリスク要因についてよく知らず、40%は脳卒中の意味がわかっていなかった。

・発症時に周囲に人がいて症状に気づき救急車を呼んでくれたケースでは病院到着が早かった。

患者自身の脳卒中に関する知識レベルの低さと、その症状に気づいて素早くアクションを起こしてくれる周囲の人の重要性が明らかになった、


というおはなし。

写真:援助要請行動

感想:

正常性バイアスっていうのかな 本人は大丈夫って思っちゃうんだよね。

自分の脳の異常に気付いたとき 「よし、アパートに帰って寝よ」と考えて勤め先を早退して途中でダウンした思い出。

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