元2024 5月 スウェーデン
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2024年5月7日
脳卒中はFAST(顔、腕、口)だけでは語れない!知られざる症状の全貌
2024年4月1日
転換点到来:脳卒中認識で「FAST」を超え、「BEFAST」が主流になった理由
元2024 3月 アメリカ
2024年3月13日
血栓溶解療法:軽症脳卒中患者における治療実績の真実
元2024 3月 中国
2023年8月3日
意識低下から脳卒中を見抜く術
元2023 4月 タイ
2023年5月24日
日本の脳卒中教育の裏側と真実
元2023 4月 日本
2022年6月3日
脳卒中かな?かかりつけ医に電話しよ
元2022 5月 オランダ
2021年3月22日
脳卒中のサイン FAST 対 112
元2021 3月 台湾
2020年6月6日
起床時脳卒中の機能回復度は?
元2020 6月 中国
2019年8月8日
Stroke誌:「指鼻試験」でうしろの梗塞を知る
元
Educating Paramedics on the Finger-to-Nose Test Improves Recognition of Posterior Stroke
2019 8月 アメリカ
脳梗塞の治療は時間とのたたかいではあるが後方循環系(小脳など)の脳梗塞のばあい片側麻痺の症状はでにくく めまいやバランスの崩れといった症状があらわれる。
そのため後方循環系脳梗塞は誤診されやすく治療も遅れがちになる。
また、かれらのおおくは上肢の運動失調をおこしやすく、
指鼻試験(finger-to-nose examination:←Youtube動画にリンク)
を普通にこなすことができないという。
そこで救急隊員に指鼻試験の方法をおしえて患者の入院前に後方循環系脳梗塞の有無を判定させてみたそうな。
救急隊員に指鼻試験を教育した施設と、教育しなかった施設(コントロール)とで
後方循環系脳梗塞の判定率と
病院到着からCTを撮るまでの時間、
血栓溶解療法の適用率、をくらべたところ、
次のようになった。
・21ヶ月間に777人の脳梗塞があり、18%が後方循環系だった。救急隊員への指鼻試験の教育で後方循環系脳梗塞の判定率が向上し、CTを撮るまでの時間が大幅に短縮された、
・後方循環系の判定率は、指鼻試験ありで46→74%、コントロール32→39%に向上した。
・CTまでの時間は指鼻試験グループが62→41分、コントロール58→61分になった。
・血栓溶解療法の適用率にグループ間で差はなかった。
というおはなし。
感想:
後方循環系はそもそも血栓溶解療法が必要なケースが少ないんだって。
2019年6月18日
恥ずかしくて病院にゆけない 脳卒中かもしれんけど
元
Reasons for delayed admission after stroke- results of a qualitative and quantitative survey
2019 5月 ドイツ
急性脳梗塞の再灌流治療には時間制限があって早ければ早いほど効果的と考えられる。
ひとつのタイムリミットである4.5時間以内に入院できる患者は全体の3分の1にとどまりその割合は20年間かわっていないという。
一人暮らしや症状が軽いばあいに病院到着が遅れがちであることがわかっていて、早期の入院をうながすための知識を啓発するキャンペーンがおこなわれている。
病院到着が遅れる患者の感情面での要因、たとえば 怖れ、拒絶、遠慮 などとの関連についてくわしくしらべてみたそうな。
まず病院到着に4.5時間以上かかった脳梗塞患者15人に面談して感情面でのテーマ分析をおこないアンケートを作成した。
このアンケートをつかって、
100人の患者(4.5時間以内30人、4.5時間超え70人)について定量評価をこころみた。
次のことがわかった。
・時間内到着にくらべ遅れてきた患者のおおくは、自分自身で症状に気づいていた。
・かれらにもっとも共通した感情は、確信のなさ(uncertainty)と恥ずかしさ(shame)だった。
・そして続くアクションとしてほとんどが 様子見(waiting)をえらんだ。
・彼らの脳卒中に関する知識レベルは中程度であったが知識に自信がないわけではなかった。
・脳卒中知識の情報源として雑誌が51%で医師からが26%だった。
・自由回答式ではない選択式の問いに関しては高い知識レベルを示していた。
自分自身で症状に気づいたあとの恥ずかしさと現状への確信のなさが病院へ遅れるおもな理由だった、
というおはなし。
感想:
「人様に迷惑をかけるな」「他人を巻き込まずに一人で氏ね」といったフレーズをさいきんよく目ににする。
だから手がしびれて舌がもつれるくらいで救急車は呼べない、恥ずかしくて。
nature.com:身内ほど救急車を呼ばないパラドックス
脳卒中なのに救急車を呼ばない理由
2019年3月29日
病院へ急がなくてもよいことになった
元
New Study Supports Extended Time for tPA in Ischemic Stroke to 9hours - Neurology Today
2019 3月 オーストラリア
t-PAをつかった血栓溶解療法はこれまで 脳梗塞が発症してから4.5時間を超えると適用できないとされてきた。
しかし画像診断技術の進歩により24時間までは回復可能な脳組織を確認しうることがわかってきた。
そして t-PAの適用時間を延長することの臨床試験
EXTEND (Extending the Time for Thrombolysis in Emergency Neurological Deficits) トライアルの成果がえられたそうな。
先月の国際脳卒中会議でオーストラリアのモナシュ大学の報告。
脳梗塞患者225人を2グループにわけて、いっぽうにはt-PAのタイムウィンドウを9時間を上限に設定した。他方にはプラセボを与えた。
患者選別に際して断層画像から虚血で死にかかっている組織(ペナンブラ)を自動識別するアルゴリズムを使用した。
次のようになった。
・患者内訳は、10%が発症から4.5-6時間で、25%が6-9時間、65%は起床時に脳卒中に気づいたケース(Wake up stroke)だった。
・発症から治療までの時間中央値は7.2時間だった。
・90日後のmRSスコア0-1(障害なし相当)は37% vs. 29%でt-PAグループにおおかった。
・90日後の死亡者率は10% vs. 9.5% でt-PAグループがわずかに高かった。
・症状をともなう頭蓋内出血の発生率は 6% vs. 1% でt-PAグループで非常に高かった。
t-PAのタイムウィンドウを9時間に拡大することで死亡者を大幅にふやすことなくおおくの患者の回復をうながすことができそうである、
というおはなし。
感想:
t-PAはもともと3時間までといわれていて、それゆえに早くに救急車を呼ぶ必要がありFASTキャンペーンの根拠になっていた。
それがいつのまにか4.5時間になり、こんかい9時間でもOKとなった。
日本はもっと先進的で、時間の上限をはずしてしまったようである。↓
脳梗塞 “血栓溶かす治療をより多くの患者に” 治療指針変更
(3月22日 NHK news)
こうなるともう「いそいで病院にゆく必要ないじゃん」とふつうは思う。
\(^o^)/
2019年2月7日
脳卒中なのに救急車を呼ばない理由
元
Why more people don't call 911 when stroke symptoms hit
2019 1月 アメリカ
これまでの調査では脳卒中患者のおよそ3人に1人以上が救急車を使わないことがわかっている。
その理由をしらべてみたそうな。
ホノルルでの国際脳卒中会議2019 南フロリダ病院の発表。
救急車以外の方法で入院してきた脳卒中患者38人に面談して理由をたずねたところ、
次のことがわかった。
・もっともおおかったのは「かかりつけの病院があって、救急車だとどこの病院につれてゆかれるか不安だから」という理由で3分の1を占めていた。
・次いで「救急の事態とは思わなかった」
・「自分や家族の運転のほうが救急車よりもはやく病院に着けると考えたから」、という順だった。
・ガイドラインでは急性脳梗塞がうたがわれる場合には血栓溶解治療のできる最寄りの病院へ連れてゆくことになっていて、
・患者による病院指定があっても救急医師は断る権利を有する、とされている。
"Time is brain" であることをもっと周知するべき、
というおはなし。
感想:
都会だと病院おおいしどこもレベルが高そうだけど、田舎にいると選択肢が極端にせまくなって「死んでもいいからここにだけは入れないでくれ」と思うような病院ばかりになってくる。
だから2度めがあったら 自分もたぶん呼ばない。
2018年8月25日
BEFAST vs. FAST の脳卒中判定力
元
Prognostic Value of BEFAST vs. FAST to Identify Stroke in a Prehospital Setting
2018 8月 アメリカ
難しい訓練を経ずとも脳卒中を判定できる方法として Face-Arms-Speech-Time のFASTスケールがある。
しかしこの方法では5人に1人以上の脳卒中を見逃してしまう。さらに後方循環系の脳卒中の場合には その見逃し率は38%に達するという。
そこでFASTに 共調運動(Balance)と複視(Eyes)を加えた 「BEFASTスケール」が提唱されているのでその脳卒中判定能をFASTスケールとくらべてみたそうな。
2015年のカルフォルニア サンタクララの救急救命センターに運び込まれた発症から6時間以内の脳卒中を疑われる患者359人について、
BEFASTスケールを適用してスコアリングを行い最終診断結果との関連を解析したところ、
次のようになった。
・159人が脳卒中で、200人は脳卒中でなかった。
・脳卒中患者と非脳卒中患者のNIHSSスコアの比は 7 vs. 2、BEFASTでは 3 vs. 1、FASTでは 2 vs. 1 だった。
・顔の垂れ下がり率が 52% vs. 24%、腕の脱力率が 55% vs. 20% であきらかに脳卒中患者に顕著で、BEFASTのBalanceとEyesによってもたらされる違いをおおきくうわまわっていた。
・BEFASTとFASTのROC曲線下の面積はそれぞれ0.70, 0.69で脳卒中検出精度に差はみられなかった。
FASTスケールにBalanceとEyesを加えても脳卒中判定能は改善しなかった、
というおはなし。
感想:
当日をおもいだすに、最初に脚にきてフラついていた。けど気合が足りないだけだとおもっていた。
脳卒中を見逃さない BE-FAST とは
2018年7月6日
FASTキャンペーンは効果あったのか?
元
Medical Attention Seeking After Transient Ischemic Attack and Minor Stroke Before and After the UK Face, Arm, Speech, Time (FAST) Public Education Campaign
2018 7月 イギリス
一過性脳虚血発作(TIA)や軽微な脳卒中症状をほうっておくと24時間以内に5%が、30日以内に40%が脳卒中を再発するという。
脳卒中の初期症状を識別する Face, Arm, Speech, Time の「FASTキャンペーン」により 重症の脳卒中患者のレスポンススピードは改善された。
しかしTIAや軽微な脳卒中症状の患者へのFASTキャンペーンの効果はわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。
2002-2014にTIAまたは脳卒中になった2243人について調査したところ、
次のことがわかった。
・73.8%がTIAや軽微な脳卒中症状があった患者だった。
・FASTキャンペーンのあと、重症の脳卒中患者が3時間以内に病院にかかる率は高まった。
・しかしTIAや軽微な脳卒中では救急車利用率や24時間以内の病院利用率にキャンペーンの前後で差はなかった。
・188人の患者が90日以内に脳卒中を再発したが、彼らの49.5%は最初のTIA症状のとき病院にゆく必要はないと考え無視した。この率はキャンペーン前後で同じだった。
FASTキャンペーンによる啓発活動はTIAや軽微な脳卒中の患者にたいしてまったく効果的ではなかった、
というおはなし。
感想:
このFAST動画見ても高齢者を想定しているせいか心にひびかない。
脳のお医者さんにとっては脳卒中が世界のはんぶんくらいを占めているから一大事なんだろうけど、
顔のゆがみや手のしびれ 口がもつれる程度のことでいちいち病院にかかっていたら生活できんのよ 一般人は。
振り返ってみるに、出血する1年くらいまえから手の震えを止められなくて、しかも言いたいことがスムーズに出てこなくなってたわ。
2017年3月21日
脳卒中の知識 ヘルスキャンペーンの成果
元
Public health campaigns and their effect on stroke knowledge in a high-risk urban population: A five-year study.
2017 1月 カナダ
脳卒中のリスク要因や症状にかんする人々の知識は 病気の理解と脳卒中の際の行動に大きく影響する。
いままで これらの知識を啓発するキャンペーンが数多く行われてきた。
都市部の住民について脳卒中の知識レベルのさいきんの変化を調べてみたそうな。
2010と2015に トロント大学病院の循環器科を訪れた患者や付き添い人にアンケートを配った。
脳卒中のリスク要因と初期症状を答えてもらったところ、
次のようになった。
・2010に198人、2015に791人から回答を得た。
・リスク要因としてもっとも多かった回答は 2010が喫煙(58%)、2015は高血圧(49%)だった。
・症状では、2010が言葉のもつれ(57%)、2015は手足のしびれ(67%)がもっともおおかった。
・ほとんどの人がリスク要因と症状について1つ以上答えることができ、
・完全正答者の割合も 77%、76%でほぼおなじだった。
・主な情報源はテレビで 61%、68%だった。
高リスクな人たちへのアンケートでは、脳卒中に関する知識はすでに高いレベルにあり この5年間でほとんど変化がなかった、
というおはなし。
感想:
それ系の診療科を訪れるくらいだから意識高いのはとうぜんだわな。
2017年1月16日
脳卒中を見逃さない BE-FAST とは
元
BE-FAST (Balance, Eyes, Face, Arm, Speech, Time)
2017 1月 アメリカ
脳梗塞の血栓溶解治療にてきした時間はとても短い。
脳卒中の発症に早く気づくためにFAST (Face, Arm, Speech, Time)アルゴリズムが考案された。
しかしFASTでは脳梗塞患者のおおくを取りこぼす可能性があるため、これに歩行バランス(Balance)と視覚症状(Eye)を加えた "BE-FAST" が提案されている。
この脳卒中発見率をくらべてみたそうな。
脳卒中患者736人の記録を解析したところ、
次のことがわかった。
・入院時 14.1%にはFASTの症状はなく、
・そのうちの42%は歩行バランスの低下が、40%には視覚症状があり、70%にいずれかの症状があった。
・この2つの症状をFASTに加えた "BE-FAST"で選別しなおすと、あてはまらない患者は4.4%に減った。
脳卒中患者の14%はFASTで識別できなかった。歩行バランスと視覚症状を加えたBE-FASTにすると見逃し率が大きく減った、
というおはなし。
感想:
思い返すに、脳卒中と確信する6時間以上まえに 登りの階段でなんどもつまずいていた。こういう知識があればもっとはやく気づいてたかもね。
脳卒中のサインはFASTだけではなかった!
2016年11月18日
小学生むけに作成した脳卒中マンガ教育資料とは
元
Delivering Knowledge of Stroke to Parents Through Their Children Using a Manga for Stroke Education in Elementary School.
2016 11月 日本
脳卒中の血栓溶解治療が有効な時間は短い。初期症状をすばやく見極め救急要請できる知識が多くの人に求められている。
そこで小学生を脳卒中教育して両親に伝えるため、講義とマンガでどちらが学習効果的か実験してみたそうな。
大阪府吹田市の6つの小学校で11-12歳の生徒562人を2グループに分けた。
*専門家の講義のみを45分間うける。
*アニメを10分観て、マンガ資料を10分読む。講義はなし。
両グループともにマンガ資料を自宅に持ち帰り両親に学んだことを伝える。
3ヶ月後に脳卒中に関する知識をテストしたところ、
次のようになった。
・両グループの子供と両親ともに脳卒中のリスク要因や初期症状についての知識レベルは明らかに向上した。
・しかし子供のテスト結果は、講義のみのグループのほうが有意にすぐれていた。
・初期症状を示すFAST(Face Arm Speech Time)の意味についての質問では 両グループの子供と両親の正答率は90%で差はなかった。
小学生への脳卒中教育にマンガ資料を用いてみたが 専門家による講義のほうがより効果的だった、
というおはなし。
感想:
マンガってシリアスな内容を伝えるのにぜんぜん適していないと思う。
『でぇじょぶだ、ドラゴンボールで生き返る!』←この軽さ。
2016年8月25日
脳卒中のサインはFASTだけではなかった!
元
Delays in the presentation to stroke services of patients with transient ischaemic attack and minor stroke.
2016 8月 イギリス
TIA(一過性脳虚血発作)や軽微な脳卒中で病院にかかった人たちの 症状があってから病院までの過程を調べてみたそうな。
150人の患者にアンケートしたところ、
次のことがわかった。
・34%はすでにTIAの経験があり、23%は病院へゆくまでの5日以前に症状があった。
・30%は急な視力の低下を経験していたが、多くは脳の問題とは考えなかった。
・61%は症状から1日以上経ってから病院へ行った。
・59%は脳卒中とは思っていなかった。
・36%は脳卒中の初期症状FAST(Face, Arm, Speech, Time)について知らなかった。
TIAや軽微な脳卒中患者の3分の2は 脳卒中の認識がなく、初期症状についての知識もなかった。また3分の1は急な視力の低下を理由に病院を訪れた。脳卒中の初期症状リストに目の症状を加えてFASTER (Face, Arm, Speech, Time, Eyes, React)にしたほうがいいのでは、、
というおはなし。
感想:
じつは脳卒中やってから 風呂あがりに頭を左に傾けると視界全体でなにも見えなくなる。再現性は9割。頭を起こすとなおる。
なにか通じるものがあるんだろね。
2016年1月22日
脳卒中発症時の患者の行動を調べた結果、、、
元
Patient behaviour at the time of stroke onset: a cross-sectional survey of patient response to stroke symptoms.
2016 1月 アイルランド
脳梗塞の血栓溶解治療は有効な時間が限られている。その治療が行われない主な理由は患者の病院到着が遅れることである。
そこで、発症時の援助要請行動を分析して 到着が遅れる理由を調べてみたそうな。
脳梗塞患者149人について入院3日後に面談調査した結果、
次のことがわかった。
・60%の患者が発症後3.5時間以内に病院に到着していた。
・彼らは脳卒中の症状やリスク要因についてよく知らず、40%は脳卒中の意味がわかっていなかった。
・発症時に周囲に人がいて症状に気づき救急車を呼んでくれたケースでは病院到着が早かった。
患者自身の脳卒中に関する知識レベルの低さと、その症状に気づいて素早くアクションを起こしてくれる周囲の人の重要性が明らかになった、
というおはなし。
感想:
正常性バイアスっていうのかな 本人は大丈夫って思っちゃうんだよね。
自分の脳の異常に気付いたとき 「よし、アパートに帰って寝よ」と考えて勤め先を早退して途中でダウンした思い出。
2016年1月12日
若年者の73%が脳卒中をナメていることが明らかに
元
Survey finds 73 percent unaware of stroke symptoms
2016 1月 アメリカ
脳梗塞の有効な治療には発症から3時間までというリミットがある。
45歳未満の若年者の脳卒中に対する意識調査をしたそうな。
18-45歳の健常な1000人あまりにアンケートしたところ、
次のことがわかった。
・73%が脳卒中の症状がでてもすぐには病院にゆかず 良くなるかどうか様子をみたい、と考えていた。
90年台から若年脳卒中患者は53%も増えている。彼らへ脳卒中の症状と事態の緊急性を教育する必要があるだろう、
というおはなし。
感想:
発症当日、からだの異常にはっきりと気付いたのは14時ころだった。のちに振り返るとすでに7時には手足の痺れを感じていた。発症時刻認識の誤差は軽く数時間に及ぶ。
それに対してタイムウィンドウ3時間は狭すぎる。
だからFAST(face,arm,speech,time)の考え方は机上の空論にしか思えないんだ。
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回復と予防のヒント100記事(2017年1月までのぶん)
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