~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2016年7月8日

糖尿病もちの高齢脳梗塞患者の予後


Mortality, Recurrence, and Dependency Rates Are Higher after Acute Ischemic Stroke in Elderly Patients with Diabetes Compared to Younger Patients.
2016  6月  中国

いっぱんに脳卒中の影響は高齢になるほど大きい。糖尿病がある場合にはどうか 調べてみたそうな。


糖尿病もちの急性脳梗塞患者3615人について、

*75歳以上の高齢グループ
*75歳未満のヤンググループ

に分け、12ヶ月後、36ヶ月後の死亡率、要介助率、再発率を比較したところ、


次のようになった。

・19.1%が高齢グループで、重症患者の割合も高齢グループに多かった。

・高齢グループでは高血圧、脂質異常、喫煙、アルコール摂取率がヤンググループよりも低かった。

・12ヶ月後、36ヶ月後の死亡率,要介助率,再発率は、いずれの項目も高齢グループで明らかに高かった。

・重症度を考慮に入れたヤンググループに対する高齢グループの死亡率,要介助率,再発率は、12ヶ月後でそれぞれ2.18, 1.81, 1.37倍、36ヶ月後 3.10, 2.04, 1.40倍 だった。

糖尿病のある脳梗塞患者の長期的予後を調べたところ、やはり年齢が予後悪化の大きな要因だった、


というおはなし。

図:糖尿病で脳梗塞 高齢者

感想:

脳卒中業界では75歳未満はyoungなんだな。

ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *