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2016年7月11日

糖尿病だと脳卒中の回復が遅い理由


Diabetes Mellitus Impairs Cognitive Function in Middle-Aged Rats and Neurological Recovery in Middle-Aged Rats After Stroke
2016  7月  アメリカ

糖尿病は中高年に珍しくなく 脳卒中の発症リスクを高め またその回復を遅らせる。

動物実験でそのメカニズムを調べてみたそうな。


中年ネズミを2グループに分け 一方に糖尿病を誘発させたのち、すべてを脳虚血にした。

2ヶ月後、運動機能、認知機能を調べ 解剖して脳組織を観察したところ、


次のことがわかった。

・糖尿病グループで認知障害が確認できた。

・海馬組織で血管損傷、小血管の塞栓、脳血液関門の漏れ、血管周囲のアクアポリンの欠損が観察された。

・さらに糖尿病グループでは感覚運動機能と認知機能の障害が非糖尿病グループに比べ大きかった。

・また 神経新生が抑制され樹状突起の可塑性に障害が起きていた。

・しかし梗塞が大きくなったわけではなかった。

糖尿病があると神経血管ダメージを悪化させ脳の修復プロセスを妨げるため 脳卒中からの回復が遅れる、


というおはなし。

図:糖尿病の神経樹状突起

感想:

身近な人の糖尿病対策として ゆるい糖質制限食を導入して早8ヶ月。糖尿病はあっさり解決した。

試みに自分も一緒に糖質制限をはじめていまも続いている。体重が2キロ減ったけど食後の異様な眠気がまったくなくなりとても快調。

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