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2016年7月25日

高齢者を運動させたけど脳卒中は減らなかった


Cardiovascular Events in a Physical Activity Intervention Compared With a Successful Aging Intervention: The LIFE Study Randomized Trial.
2016  6月  アメリカ

高齢者に定期的な運動を継続させることで 脳卒中など心血管疾患を予防できるのかは 実はよくわかっていない。

そこで、実験してみたそうな。


70-89歳の活動的でない1635人を次の2グループに分けた。

*physcial activity グループ:ウォーキングや筋トレ バランス訓練を週2回
*successful agingグループ:健康教育講習に週1~月1で参加

2年半ほどフォローして心血管疾患の発生、死亡率を調べ 関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・心筋梗塞や脳卒中の死亡率は 各グループそれぞれ4.6% vs. 4.5%だった。

・下肢機能の劣る被験者に限定して心血管疾患発生率を比較しても それぞれ5.4% vs. 5.6%で明らかな差はなかった。

高齢者に適度な有酸素運動を定期的にやらせても 脳卒中などの心血管疾患を減らすことはできなかった、


というおはなし。

図:高齢者の運動と脳卒中

感想:

健康な人は自ずと活動的であり、他人に言われて運動始めるような人はやるだけムダってことなのかな。

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