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2016年11月18日

小学生むけに作成した脳卒中マンガ教育資料とは


Delivering Knowledge of Stroke to Parents Through Their Children Using a Manga for Stroke Education in Elementary School.
2016  11月  日本

脳卒中の血栓溶解治療が有効な時間は短い。初期症状をすばやく見極め救急要請できる知識が多くの人に求められている。

そこで小学生を脳卒中教育して両親に伝えるため、講義とマンガでどちらが学習効果的か実験してみたそうな。


大阪府吹田市の6つの小学校で11-12歳の生徒562人を2グループに分けた。
*専門家の講義のみを45分間うける。
*アニメを10分観て、マンガ資料を10分読む。講義はなし。

両グループともにマンガ資料を自宅に持ち帰り両親に学んだことを伝える。
3ヶ月後に脳卒中に関する知識をテストしたところ、


次のようになった。

・両グループの子供と両親ともに脳卒中のリスク要因や初期症状についての知識レベルは明らかに向上した。

・しかし子供のテスト結果は、講義のみのグループのほうが有意にすぐれていた。

・初期症状を示すFAST(Face Arm Speech Time)の意味についての質問では 両グループの子供と両親の正答率は90%で差はなかった。

小学生への脳卒中教育にマンガ資料を用いてみたが 専門家による講義のほうがより効果的だった、


というおはなし。
図:マンガで脳卒中の勉強

感想:

マンガってシリアスな内容を伝えるのにぜんぜん適していないと思う。

『でぇじょぶだ、ドラゴンボールで生き返る!』←この軽さ。

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