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2016年11月20日

椎骨動脈乖離で脳梗塞 回復できない条件が明らかに


Impacts of Cigarette Smoking and Basilar Artery Flow on 1-year Recovery in 3-Month survivors of Intracranial Vertebrobasilar Artery Dissection-related Ischemic Stroke.
2016  11月  台湾

椎骨脳底動脈解離は脳後方循環梗塞の原因になる。その長期的な回復度についての研究は多くない。

そこで椎骨脳底動脈乖離で後方循環梗塞になった患者の1年後の予後不良要因を調べてみたそうな。


台湾の脳卒中患者データベースから2012-2014の事例を抽出して解析したところ、


次のことがわかった。

・60人の患者のうち1年後 61.7%は障害なし、21.6%に中等度より重い身体障害が残った。

・高齢、喫煙歴、椎骨動脈の低流速が予後不良要因だった。

・特に喫煙歴と椎骨動脈の低流速が重なると予後不良率は276倍になった。

入院時の重症度に依らず喫煙歴があって椎骨動脈の流速が遅いと1年後の回復度がほぼ間違いなく良くなかった、


というおはなし。
図:椎骨動脈乖離の予後と喫煙歴

感想:

どのくらいの期間喫煙してたか、脳卒中のあとに喫煙止めたかどうかについては情報が得られなかったんだって。

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