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2017年8月29日

運命論的考えをもつ脳卒中患者の障害は


The Impact of Pre-Stroke Depressive Symptoms, Fatalism, and Social Support on Disability after Stroke.
2017  8月  アメリカ

脳卒中の発生や死亡には社会心理的な影響があると考えられているが、障害程度との関連はよくわかっていない。

病気の予後はすでに決まっていて自分の意志ではどうにもできないと考える「運命論」や うつ症状、社会サポートが脳卒中後の障害と どのように関連するものかしらべてみたそうな。


脳梗塞患者364人についてうつ症状、運命論的考えの程度、社会サポートレベルをしらべ、90日後の障害程度との関連を解析したところ、


次のようになった。

・運命論的考えが強いほど機能的、認知的回復が悪かった。

・うつ症状についても同様で、

・社会サポートは高レベルよりも中レベルのときに認知能力の回復がよかった。

運命論的考えやうつ症状が強いと、脳卒中患者の障害も重かった、


というおはなし。
図:運命論者の脳卒中予後

感想:

ようするに運命論者は早々にあきらめてしまってリハビリをがんばらないから って言いたいみたいなんだけど、おなじ運命論者でも「わたしはハッピーになるさだめにある!」と信じている人はどうなのかね?

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