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2018年1月19日

TIA後の再入院回数と5年間死亡リスク


Five-Year Mortality After Transient Ischemic Attack
2018  1月  アメリカ

心血管代謝性併存症(糖尿病、冠動脈疾患、心不全、心房細動 のこと)はおおくの人に見られるがTIA(一過性脳虚血発作)患者での割合はよくわかっていない。

そこで、TIA患者の再入院と死亡率、心血管代謝性併存症との関連をしらべてみたそうな。


初回TIA患者251人について5年間フォローしたところ、


次のことがわかった。
・TIA患者の53%が心血管代謝性併存症のうち1つを、22%が2つを持っていた。

・5年間に491回(うち27%が心血管代謝性併存症 )の再入院があり、75人(心血管代謝性併存症は36%)が死亡した。

・心血管代謝性併存症の数が増えるほど死亡率は上昇し、冠動脈疾患と心不全の組み合わせで最大化した。

・再入院回数が1回増える毎に死亡リスクが1.5倍になった。


TIA患者の5年間の死亡率は心血管代謝性併存症および入院回数と関連していた、


というおはなし。


図:TIA後の再入院回数と死亡率

感想:

TIAのあと入院繰り返すごとに死亡率があがってゆくようすが上のグラフ。これに冠動脈疾患とかが絡むとさらにアブナイってことか。

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