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2018年8月22日

80歳からのくも膜下出血


Long-term outcomes among octogenarians with aneurysmal subarachnoid hemorrhage
2018  8月  アメリカ

80歳超えのくも膜下出血患者を対象とした長期の予後調査はひじょうにすくない。

そこでメディケア・メディケイドサービスセンターの全国レベルのデータベースをつかってくわしくしらべてみたそうな。


2008-2011の80歳以上でくも膜下出血になりクリップもしくはコイル治療を受けた患者1298人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・1年以内に患者の56%が死亡またはホスピス送りになった。さらに8%が介護施設へゆき、36%が自宅へ退院できた。

・クリップよりもコイル治療で自宅へ退院できる率が高かった。

80歳代くも膜下出血患者は1年以内に56%が亡くなり、36%が自宅へ戻れた。この年代にはコイル治療が向いているかも、


というおはなし。
図:80歳超えのくも膜下出血の予後

感想:

これだけ高齢になると手術しない機会もおおいにあるはずなんだけど、それは評価の対象にはならず記録にないんだって。

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