元2025 10月 アメリカ
慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)は、高齢者に多くみられる病気である。頭の中にじわじわ血がたまって脳を圧迫し、物忘れや歩行のふらつき、認知症に似た症状を起こすことがある。
その大きな原因のひとつが、脳梗塞や心臓病の予防に使われる「血液サラサラ薬(抗血栓薬=AT)」である。こうした薬は必要な人には大切だが、本当に必要かどうか曖昧なまま処方され続けている場合もある。
そこで、慢性硬膜下血腫で治療を受けた人の中で「不要な抗血栓薬」がどれくらい使われていたのかをくわしくしらべてみたそうな。