元2026 5月 アメリカ
脳卒中のあとに手や腕の動きが悪くなった人に対して、tDCSという方法が注目されてきた。これは、頭の外からごく弱い直流電流を流し、脳の働きを少し後押ししようとする方法である。
期待された理由はわかりやすい。装置が比較的安く、使い方も難しすぎず、リハビリ中に一緒に使えるからである。つまり、「ふつうのリハビリに電気刺激を足せば、回復がもっとよくなるのではないか」と考えられていた。
しかし、TRANSPORT2という大きめの多施設試験では、その期待どおりの結果は出なかった。その失敗から何を学ぶべきかを整理してみたそうな。