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2023年9月18日

運動不要?脳卒中後の下肢リハビリの新常識

2023  8月  中国


脳卒中患者の下肢運動機能の障害は、リハビリテーション医学にとって重要な課題である。

運動イメージ訓練では、実際に下肢を動かすことなく運動機能を改善できるとされている。

しかしこの治療法には明確なガイドラインがなく、効果にばらつきがあり有効性に疑問も呈されているので、

これまでの研究のメタアナリシスをこころみたそうな。

2016年5月5日

運動イメージ訓練の下肢リハビリ効果


Motor Imagery Training on Muscle Strength and Gait Performance in Ambulant Stroke Subjects-A Randomized Clinical Trial.
2016  3月  インド

運動イメージ訓練は実際に運動をすることなく頭の中だけで特定の運動動作を行う。この訓練効果を脳卒中患者の下肢の運動機能について調べてみたそうな。


発症後3ヶ月以上経つ脳卒中で片麻痺の患者40人について、運動イメージ訓練あり、なしのグループに分けた。

運動イメージ訓練では 動作課題の音声指示を録音したものを リラックスした環境で聴きイメージする。1回30分x週4回x3週間行う。

並行して通常の理学療法も行う。

この前後で下肢筋力、歩行スピードを測定した。


次のようになった。

・3週間後、両グループ共に下肢の運動機能が大きく改善した。

・特に運動イメージグループで大腿の屈筋 伸筋、膝の伸筋、足首の背屈筋および歩行スピードの改善度が比較グループに比べ明らかに優れていた。

通常訓練に運動イメージ訓練を加えることで下肢筋力、歩行パフォーマンスが大きく改善できた、

というおはなし。

図:運動イメージ訓練

感想:

初めてのエスカレータの前日には頭が疲れて気を失うくらいイメージ訓練やったよ、 自己流だけど。

[運動イメージ リハビリ]の関連記事

2020年5月1日

nature.com:運動イメージ+歩行訓練のRCT


A randomized controlled trial of motor imagery combined with structured progressive circuit class therapy on gait in stroke survivors
2020  4月  タイ

脳卒中経験者の歩行は、脚の運びに時間を要し 速度も歩調もおそい。また33-55%には時空間的にあきらかな非対称性がみられるという。

運動イメージ訓練(MI:Motor Imagery)はこれまで上肢機能への応用がおおくなされてきたが下肢機能についてのそれは少ない。

そこで、運動イメージ訓練と下肢のトレーニング Structure Progressive Circuit Class Training (SPCCT) を組み合わせたときの効果を検証してみたそうな。

2022年10月2日

下肢のイメージトレーニング効果

2022  9月  中国


運動イメージ訓練は、実際の動作をともなうことなく想像だけで運動リハーサルをおこなう簡単かつ低コストな方法であり、麻痺の程度によらない。

これまで脳卒中患者への有効性を示すおおくのエビデンスがあるが、とくに下肢機能への影響についてメタアナリシスをこころみたそうな。

2015年9月10日

立っているとヨロヨロする脳卒中患者に効くイメージトレーニングのやり方


Effects of ankle strengthening exercises combined with motor imagery training on the timed up and go test score and weight bearing ratio in stroke patients.
2015  7月  韓国

脳卒中患者の足首強化訓練に運動イメージ訓練を組み合わせた効果を調べてみたそうな。


30人の脳卒中片麻痺患者を次の2グループに分けた。

*足首強化訓練15分+運動イメージ訓練15分
*足首強化訓練30分のみ

足首強化訓練は、バランスパッド、バランスボード使用した。

運動イメージ訓練は、背もたれのある椅子に座り、目を閉じて足首や膝、腰の関節、関連する筋肉の動き感じ、動作中のバランスをイメージする。

これらを週4回 x 4週間継続したところ、


次のようになった。

・両グループ共に、タイムアップアンドゴーテスト、麻痺側下肢荷重率、麻痺側前後荷重率、バランスエラーが改善した。

・特に、運動イメージ訓練グループは全ての評価項目で比較グループよりも優れていた。


運動イメージ訓練は脳卒中患者の静的バランス能力を改善する有効な方法である、


というおはなし。




感想:

階段昇降訓練を始める前の晩は怖くて怖くて、おなじイメトレをベッドのなかで気を失うまでやってた思い出。

2018年12月12日

中低所得国で成果をあげている脳卒中リハビリとは


A systematic review of physical rehabilitation interventions for stroke in low and lower-middle income countries
2018  12月  アイルランド

脳卒中による障害や早死による世界全体の人的損失年数の78%は中低所得国で発生しているという。

これらの国々では脳卒中リハビリにあてられるあらゆるリソースが限定的であり高所得国の真似をすることができない。

そこで中低所得国で効果的とされる脳卒中の身体リハビリテーションの種類についてこれまでの成果をまとめてみたそうな。


中低所得国の成人脳卒中患者を対象とした身体リハビリテーションに関係する質の高い研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・被験者2115人を含む62の研究がみつかった。大半はインドのものだった。

・内訳は、上肢関連が26件、下肢22件、その他14件だった。

・研究の質的には、強7件、中16件、弱39件と分類でき、

・全体として身体リハビリテーションにより患者の回復が促された。

・特にエビデンスレベルが高かったものは、CI療法とミラーセラピーによる上肢リハビリおよび、

・運動イメージ訓練による歩行リハビリだった。

・次いで、立ち上がり訓練(sit-to-stand training)でのバランス改善効果だった。

中低所得国の脳卒中リハビリ研究の結果、ミラーや運動イメージによる脳内トレーニングおよび上下肢の繰り返し運動が効果的でかつ低コスト シンプルな方法として評価されていた、


というおはなし。

図:中低所得国の脳卒中リハビリ


感想:

むしろこういう環境でこそ真の実力が試される。

CI療法(=課題指向型訓練)はナンセンスであることが最近あきらかになったので除外するとして、

ミラーセラピーの発案者はインド人だから一番人気は納得。

そして安定のメンタルプラクティス(運動イメージ訓練)か。

2024年6月14日

歩行リハビリの真実:回復も代償も結局同じ⁉ 理学療法士の選択の謎に迫る

2024  5月  イタリア


脳卒中などの神経疾患を持つ人々の歩行訓練において、

理学療法士が回復的リハビリテーションまたは代償的リハビリテーションを選択する際に影響を与える要因と、それぞれのアプローチで用いられる治療法についてくわしくしらべてみたそうな。

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