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2011年7月16日

脳梗塞のあとは動く手足で運動を継続するべし


Exercise improves recovery after ischemic brain injury by inducing the expression of angiopoietin-1 and tie-2 in rats.
2011 7月 中国



運動をすると人の骨格筋のなかで

血管造成が活発になることが知られている。


ひょっとしたら脳梗塞の治療にも応用できるのではないか…

と考えて実験してみたそうな。



実験用ネズミを次の3つのグループに分けた。

・脳梗塞にしたあと 運動させる

・脳梗塞にしたあと 運動なし

・なにもしない





運動はトレッドミル1日30分を2週間継続した。




その後解剖して梗塞の大きさ、血管造成因子の量などを調べたところ、


運動グループでは運動なしグループに比べ

・梗塞の大きさが著しく小さくなっていた。


また、

・血管造成に関わるタンパク質および遺伝子の発現も増えていた。






運動は脳梗塞に イイかもしれない、


というおはなし。





感想:

脳を治すために手足を動かすという発想だから、

片麻痺であれば健常な側の手足をバタバタ

させていれば効果がでそうな気がする。



通常、集中治療室をでると

車椅子に押しこまれて、勝手に動きまわるな!

と言われ、ほとんど運動ができない状況を考えると、


このけんきゅうは重要なことを示唆しているのかもしれない…と思う。

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