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2014年4月29日

脳卒中でアントン症候群になった患者の例


Recurrent bilateral occipital infarct with cortical blindness and anton syndrome.
2014  3月  マレーシア

アントン症候群は見えていないのに見えていると主張する病気である。

脳卒中の再発でアントン症候群になった患者の例だそうな。


・57歳の男性。

・5年前に後頭葉の梗塞で一時的に眼が見えなくなった。

・徐々に回復して6ヶ月後メガネで本が読めるようになった。ちなみに発症まえはメガネは使っていなかった。

・そして今回、後頭葉の脳梗塞が再発した。

・瞳孔反射はあるものの、

・見えていると主張する物体の名前を言うことができず、

・床の色も答えることができなかった。

・視覚誘発電位を調べるとまったく見えていないことがわかった。

・1週間後、症状が治って退院した。


というおはなし。



感想:

リハビリ病院にいるとき、脳卒中がきっかけで両目がまったく見えなくなったと語る若い女性がいた。

自分も左手足が動かなかったものの、彼女がひどくかわいそうに思えた。

案外 よくなっているのかも知れない。

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