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2017年5月30日

緩和優先医療になる脳卒中患者


Early transition to comfort measures only in acute stroke patients
2017  5月  アメリカ

脳梗塞の30日死亡率はおよそ10% 脳出血は30%であり、終末期としての緩和医療は重要な選択肢の1つである。

入院してすぐに(積極的治療を行わない)緩和優先医療に切り替えられてしまう患者がどのくらいいるものか、しらべてみたそうな。


脳卒中患者データベースの2009と2013の記録から、入院翌日までに緩和優先医療(Comfort Measures Only)に切り替えた事例を抽出して解析したところ、


次のことがわかった。
・1675病院の脳卒中患者963525人のうち、5.6%に緩和優先医療の指示が出された。

・脳卒中の種類別では 脳梗塞3.0%、脳内出血19.4%、くも膜下出血13.1%だった。

・緩和優先医療の指示頻度は病院ごとに幅があって 0.6-37.6% だった。

・この頻度は2009→2013に減少傾向にあった。

・高齢、女性、白人、保険未加入、救急車使用、営業時間外だと緩和優先医療になりやすかった。

緩和優先医療は脳卒中患者の5%に適用されていた。とくに脳出血でおおく、その頻度は病院ごとにおおきくことなっていた、


というおはなし。
図:

感想:

やる気のないお医者さんにあたったおかげで 命拾いする患者も少なくないと思うんだ。

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