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2018年3月16日

慢性期でも脳卒中後うつはあるのか


Post stroke depression, a long term problem for stroke survivors.
2018  3月  オランダ
脳卒中後のうつはめずらしくなく、数おおくの報告がある。しかしそのほとんどは発症から1年内の調査で、長期にフォローした研究はほとんどない。

慢性期脳卒中患者についてうつの割合と患者の特徴をしらべてみたそうな。




発症から2-5年の脳卒中患者についてうつ度の指標検査(Hospital Anxiety and Depression Scale; HADS)をおこなったところ、


次のことがわかった。

・207人で調査協力の同意が得られた。平均フォロー期間は36.3ヶ月だった。

・このうち34%が HADSスコア8以上でうつがうたがわれた。

・年齢、性別、重症度を考慮にいれると、男性 海外生まれであることがうつとつよく関連していた。

・うつの患者は不安レベルも高く、物事に対し回避型で、日々の活動が少なく、QoLも低く介護者の負担がおおきかった。

脳卒中の慢性期であってもかなりの割合の患者がうつ症状を示していた、



というおはなし。
図:脳卒中後うつ

感想:

"depress" とはよく言ったもので、椅子ごと全身が地殻の中にずぶずぶとおちこんでゆく感覚を心ゆくまで味わった思い出。

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