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2019年12月21日

Neurology誌:夜の睡眠と昼寝時間と脳卒中


Sleep duration, midday napping, and sleep quality and incident stroke- The Dongfeng-Tongji cohort
2019  12月  中国

睡眠時間は短くても長くても脳卒中リスクが高くなるとする報告があり、その関係がJカーブなのかUカーブなのか結論がでていない。

また脳卒中の種類との関係もあきらかでない。

さらに昼寝時間との関係および その組み合わせ効果や睡眠の質、睡眠時間の変化についてもよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。





平均年齢62の31750人に睡眠時間と睡眠の質をアンケートし、脳卒中の発生を6年間ほどフォローして関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・夜間睡眠7-8時間を基準にしたとき、9時間以上の睡眠は脳卒中リスクが1.23倍で、6時間未満ではリスク変化なし。

・昼寝1-30分を基準にしたとき、90分以上の昼寝は脳卒中リスクが1.25倍だった。

・夜間睡眠の主観的「質」が良い場合にくらべ 悪いと脳梗塞リスクは1.28倍、脳出血リスクは1.56倍だった。

・さらに9時間以上の睡眠と90分以上の昼寝が組み合わさった場合、脳卒中リスクは1.85倍で、

・睡眠9時間以上でかつ睡眠の質が悪かった場合、脳卒中リスクは1.82倍だった。

・フォロー途中、睡眠時間がのびて9時間を超えるようになった場合の脳卒中リスクも高かった。

長い夜間睡眠、長い昼寝、質の悪い睡眠はそれぞれ単独でも組み合わせでも脳卒中リスクの上昇につながった、


というおはなし。

図:夜間睡眠と昼寝時間と脳卒中リスク



感想:

昼寝には優れた効果が↓。
ビデオを観て昼寝するだけのリハビリとは

昼寝で血圧が改善することが明らかに

リハビリの合間のお昼寝は大切 → 訓練がはかどるゾ

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