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2020年1月15日

Stroke誌:若い睡眠障害は頸動脈硬化


Associations Between Sleep Apnea and Subclinical Carotid Atherosclerosis
2019  12月  アメリカ

睡眠時無呼吸症(sleep apnea:SA)は睡眠中に上気道が繰り返し閉塞する状態をさし、アメリカ男性の24%、女性の9%におきるという。

SAと脳卒中との関連は数おおく報告されていて、さらに頸動脈の動脈硬化との関係も指摘されている。

そこでSAと頸動脈の動脈硬化指標でもある内膜中膜肥厚(Carotid intima-media thickness:CIMT)とプラーク(部分的に壁が極端に厚い箇所)との関連をくわしくしらべてみたそうな。




平均年齢68の1615人について、
自宅での睡眠ポリグラフィー測定で1時間あたり15回以上の無呼吸や低呼吸の発生をSAとした。

CIMTとプラークの存在は超音波検査で測定し、関連を解析したところ、



次のようになった。

・SAとプラークの存在は関連があり、68歳未満の若いグループであきらかだった。

・低酸素血症の程度がおおきいとCIMTが厚く、68歳未満で顕著だった。

・いびきの自己申告と頸動脈硬化との関連はなかった。
睡眠障害は頸動脈の動脈硬化と関連があり、とくに若いグループにみられた、


というおはなし。

図:いびき


感想:

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