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2020年1月28日

「大便失禁」 脳卒中が原因の割合


Urinary and fecal incontinence in stroke survivors followed in general practice- a retrospective cohort study
2020  1月  ドイツ

脳卒中後の尿失禁や大便失禁の発生頻度の調査はこれまでにもあって、3→12ヶ月の尿失禁率は44→38% で、大便失禁は脳卒中経験者で7%一般人で3% あるという。

しかしこれらの報告は発症後数年の調査にかぎられ長期のものはほとんどない。さらにサンプルサイズが小さく単一病院施設によるものしかないうえに尿失禁と大便失禁をまとめて調べたものもすくない。

そこで、脳卒中発症後10年間の尿失禁と大便失禁の発生頻度を大規模にしらべてみたそうな。




2006-2015 ドイツ全国の1262の一般診療科で脳卒中の診断をうけた16181人と脳卒中ではない条件のちかい16181人の記録を解析したところ、



次のことがわかった。

・この間に、尿失禁の診断をうけた割合は 脳卒中歴の有無の順に、男性 22% 11%で、女性は34% 17% だった。

・同様に、大便失禁の割合は 脳卒中歴の有無の順に、男性 5% 2%、女性 6% 3% だった。

・脳卒中歴があるときの尿失禁と大便失禁リスクはそれぞれ、男性 2.34倍 2.43倍、女性 2.36倍 2.60倍 だった。

脳卒中経験があると尿失禁や大便失禁のリスクは2倍以上たかい状態が長期に続いた、


というおはなし。

図:脳卒中と大便失禁


感想:

はんとしくらいまえ、間に合わなくてパンツにべっとりつくくらい出ちゃったことがあって 数日間 落ち込んでたおもいで。

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