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2020年2月27日

Stroke誌:抗凝固薬を飲んでいた者ほど再発しやすい理由


Atrial Fibrillation-Associated Ischemic Stroke Patients With Prior Anticoagulation Have Higher Risk for Recurrent Stroke
2020  2月  日本

エビデンスの蓄積により心房細動患者への抗凝固薬の使用が徐々に増えている。

しかし抗凝固薬を使用してなお、すくなからぬ患者が脳梗塞になっていることも事実である。

これは抗凝固薬の血栓予防効果に問題がある可能性をしめしていて、薬がただしく飲まれていないか、別の生物学的要因を示唆しているのかもしれない。

もしそうなら、抗凝固薬を使用していたのに脳梗塞になった心房細動患者はきっと再発率も高いはずなので、これを検証してみたそうな。




心房細動で脳梗塞になった韓国の4841人および日本の1192人について、

再発の発生を1年間フォローした。

脳梗塞まえの抗凝固薬の使用の有無との関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・全患者のうち20.0%が脳梗塞まえに抗凝固薬を使用していた。

・この間の再発率は、抗凝固薬使用グループが5.3%、非使用グループでは2.9%だった。

・脳梗塞まえの抗凝固薬使用グループの脳梗塞再発リスクは非使用グループの1.50倍だった。

・脳出血リスクと死亡率に両グループで差はなかった。

心房細動で脳梗塞になった患者のうち、発症前に抗凝固薬を飲んでいた者の再発リスクは高かった、


というおはなし。

図:再発脳卒中 発症前抗凝固薬



感想:

原因として、おもに服薬遵守もしくは心臓の問題が考えられて、どうやら「薬飲んでない説」が有力そう。

抗血小板薬をやめてから脳梗塞になるまでの日数

抜歯まえはワルファリンとめるべき→いまや迷信

人工知能が抗凝固薬を毎日飲むよう勧めたところ、、

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